
「組織から個人の軸への変化」 ~いかに個人の独自性を創り上げるかの戦略が重要~
ニューチャーネットワークス 代表取締役
高橋 透
あけましておめでとうございます。新年にあたって気候変動による自然災害、新型コロナ問題、世界の地域紛争など、重大な社会問題が少しでも解決されることを心から願い、皆さまにとって良い年でありますようにお祈り申し上げます。
■組織から個人の軸への変化
2020年、新型コロナ問題を切っ掛けに、人・組織、社会の価値の軸が大きく変わったように思えます。それは組織から個人の軸への変化です。新型コロナ問題で、多くの会社では在宅ワークを半ば強制的に実施することになりましたが、業務の種類にもよりますが、いわゆるデスクワークでは多少支障があってもほとんど問題無く仕事が進められることが解りました。通勤の負担から解放され、都心では1日平均2時間以上の余裕時間が生まれ、個人や家族との時間が多くなり、暮らしが大きく変わりました。副業が認められる企業の社員の中には、複数の企業やNPOなどの組織の仕事ができるようになり、また働く場所も自由になりました。地方への移住も徐々に進みました。ワーケーションというコンセプトも、単に地方で観光を楽しみながら働くだけでなく、むしろ都市での暮らしのフレームワークを脱することで新たな発想や人との関係が生まれることが理解されはじめました。
このようなトレンドの軸にあるのは「個人」です。これまで多くの人はどちらかというと所属する組織やコミュニティを優先させてきました。しかし、コロナ後には、個人がどんな価値観を持ち、暮らし、働き、人や社会、自然環境と関係を持つかを重視するようになったと感じます。
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