顧客経験価値のための商品企画開発の実践

第8回「プロジェクトの実施スケジュールと予算を見れば経営者の本気度が解る(後半)」
ニューチャーネットワークス 代表取締役
高橋 透
前回に引き続き、商品開発プロジェクトのスケジュールと予算計画で大切なことをお伝えします。
④ 進捗チェックは事務局などの役割にする
プロジェクトの進捗チェックは、プロジェクトリーダーやメンバーが行うとどうしても甘くなりがちです。事務局などの第三者が行うのが適切です。
そして進捗が遅れたらその理由を冷静に分析し、リソースの追加、ムダな報告をやめるなどの適確な対応をしなければなりません。プロジェクト当事者が言いにくいこと、やりにくいことを含めて事務局がファシリテートするのがベストです。その確認の結果、プロジェクトを中止するということもあり得ます。プロジェクトの目的、目標が達成されないと解った時点で、それ以上進めるのは資源のムダなので、途中でやめるのもあり得ます。
⑤ リスクプランをつくっておく
スケジュール通り進まない場合のリスクプランを持っているかどうかが柔軟な思考、行動の原点です。
このスケジュールでしか進めないとなるとプロジェクト全体が硬直的になり、良い発想も浮かばないし、チャンスにつながる偶然の事象もキャッチ出来ません。リスクプランは2つか3つ作成しておき、スポンサーと共有しておけば組織は機動的に動けるとおもいます。
メルマガ会員登録
記事をご覧いただくには、メルマガ会員登録が必要です。
メルマガ会員登録は、無料です。
是非、この機会に、メルマガ会員登録をお願い致します。
メルマガ会員登録はこちらです。