デジタルB2Bマーケティング

第8回「部分だが全体との相互関係を持たせる」
■B2Bの製品・サービスは、部分としての機能を超え全体との相互関係を持たせる
B2Bの製品・サービスは特定の役割を果たす「素材」「部品」と認識されることがほとんどです。確かにB2Bの製品・サービスは、使用される部位があり、法人顧客の仕様がある程度明確で、それに合った製品・サービスを提供することができてはじめて採用されます。しかしB2Bの仕事はそれだけだろうか?もっと別の考えはないのでしょうか?過去の思考、発想を超えた視点がないのでしょうか。
それは、部分と全体の関係に対する考え方そのものを変えることです。B2Bの製品・サービスは確かに一部分です。しかしB2Bの製品・サービスは、顧客の製品・サービス全体と、部分のみの限定した関係ではありません。B2Bの製品・サービスは、部分の役割を担いつつ、多少なりとも顧客の製品・サービス全体、さらには顧客の事業や経営全体との有機的かつ相互的な関わりがあります。
人間の身体を例にとれば、例えば筋肉は、姿勢を維持したり、立つ・歩くなどの日常生活の動作をしたりする役割だけなく、血液循環、免疫物質を出す機能、ホルモン生産機能、水分貯蔵機能があると言われています。そのようにそれぞれの筋肉は身体を維持する様々な機能も担っています。これと同じことを、B2Bの製品・サービスで考えるのです。
■B2Bの製品・サービスと、顧客の製品・サービスや事業、経営とを対話させ、相互関係を見出す
「部分」だが顧客の製品・サービス「全体」の中での新たな役割を見つけ出すには、顧客の製品・サービスや事業、経営を対話させることが必要です。対話とは、顧客の製品・サービスや事業、経営「全体」から「部分」を見て何ができるかを考えてみること、B2Bの製品・サービスの「部分」から「全体」を見てみること、そして相互関係の中で新たな発展の領域、戦略を見出せないかを考えていくことです。
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