技術主導のモノづくり企業の7つの落とし穴

ドメイン戦略が不明確なままではないか?
ニューチャーネットワークス 代表取締役
高橋 透
■ドメイン戦略が不明確なままではないか?
ドメインとは「生存領域」のこと。事業ドメイン、技術ドメイン、市場ドメインなどのように使い、それぞれ自社の生存領域を定義します。ドメイン戦略とは、「わが社はどのドメインで戦うか」を明確にすることであり、極めて重要です。技術を含む自社のコアコンピタンスで市場を支配・コントロールできる範囲(ドメイン)を定めることにより、他社の参入を阻止し、価格競争を避け、独自の顧客価値を訴求しやすくするのです。
最近、このドメイン戦略が不明確なまま新製品・新事業の開発に取り組んでいるケースがよく見られますが、残念ながらそのほとんどが失敗に終わっています。自社のコア技術が強みを発揮する領域、すなわちコアコンピタンスが存在する「勝てる領域」を明確に決めることなく、参入機会があるからという理由のみで市場参入を試みれば、早晩、競争が激化し事業継続は難しくなるでしょう。
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