
組織の生産性を上げるのも下げるのも上司次第
ニューチャーネットワークス シニアコンサルタント
張 凌雲
お客様と生産性向上の取り組みを行う際、現場のメンバーが多くの改善アイデアを出して個々の業務の処理時間を短くしても、組織全体の生産性が思うように向上しない場合があります。その原因の一つが、上司がボトルネックになっていることです。“上司の仕事の考え方、やり方が変わらないために、仕事の流れを上司が停滞させている”“上司が自己満足のために部下に行わせてる仕事に対して業務改善活動を一生懸命行なっている”というケースが多くみられます。
組織全体の生産性向上の成果は、上司、すなわち意思決定する立場の役職者が、どこまで自身の意識・行動を改革できるかに大きく影響されます。
今回は、組織全体の生産性を向上できる上司になるために必要な5つの要素についてお話したいと思います。
①生産性と品質はトレードオフという固定観念を捨てる
仕事のスピードアップ・簡素化と内容・成果の品質はトレードオフになると考え、上司が仕事をやめるのを躊躇するケースが多くあります。もちろん、今までと同じやり方を踏襲したまま仕事をなくせば、品質低下につながります。生産性と品質はトレードオフという固定観念を捨て、業務の目的を再確認し、業務処理の方法を抜本的に見直して、生産性向上と品質維持・向上を両立させる思考が求められます。
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