社会課題解決入門

「社会課題とはどのようなものか」第3回
ニューチャーネットワークス 代表取締役
高橋 透
社会課題の7つの特性を理解するー2
特性3:メンバーが多様で利害対立も多く合意形成が難しい
課題が広範囲であることは、当然関わる人、組織も多様で、そのメンバー間での利害対立も多くなり、合意形成が大変難しくなります。各メンバー組織の一義的な目的でいえば利害はなかなか一致しません。例えば、太陽光発電のケースだと、地域住民の立場でいえば、太陽光発電の設置によって景観が悪化したり、土砂災害の不安があったりすることを嫌います。一方、地球環境保護の一義的な目的としては、一つでも多くの太陽光発電の設置が必要であると考えます。各人や組織の一義的な目的では、利害が対立しやすく、合意形成はかなり難しいものとなります。社会課題はそのメンバーが多様ですから産業内や社内のテーマと比較し困難さのレベルが格段に異なります。
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