
人生100年時代に大事にしたい3つのこと
新年あけましておめでとうございます。本年も皆様にとってよい経験と新たなご発展になりますよう心からお祈りいたします。経営・ビジネスコンサルティングのニューチャーネットワースおよび昨年立ち上げました経験価値分析のソビーも、独自の挑戦を試みたいと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
■生きていく上で大事にしたい3つのこと
人生100年時代といわれ、「2017年に生まれて、90歳まで生存する人の割合は女性50.2%」と発表されています(厚生労働省がまとめた2017年簡易生命表より)。私自身は何歳まで生きるのかわかりませんが、とりあえず90歳以上まで生きることを前提に人生を考えなければいけません。年の初めということもあり、人生100年時代、改めて自分自身が大事にしたいことを確認してみましたら結局3つに集約されました。「心身の健康」「学習力」「つながり」の3つです。
① 「心身の健康」
これは説明するまでもなく、社会的地位、所得などに関わらず、心身の状況がよくなくては、働けませんし、楽しむこともできません。私自身ヘルスケアIoTコンソーシアムの発起人でもあり、常に心身の健康に関することの近くにいますが、自分の心身の健康状態の管理は恥ずかしながらまだまだ未熟です。昨年1ヶ月半ほど自分の1日の感情の状況を記録してみました。最大の発見は、感情の状況を記録することで、自分の感情をよい状態に持って行くための努力をし始めたことです。いやなことはあえてやらない、仕事で無理をしない、自分でできないことは人にお願いしてやってもらうなどの工夫をするようになりました。また睡眠、食事や運動などの生活サイクルにも気をつかうようになりました。
車や住宅や衣服は取り替えがききますが自分の「心身の健康」は、取り替えがききません。「心身の健康」は仕事や生活環境や遺伝的なことも大きく影響しますが、自分自身で最大限の努力、工夫をして維持しなければなりません。
② 「学習力」
著名な人材論、組織論の権威リンダ・グラットン氏の「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略」では、人生は3ステージ、つまり10代から20代までに学校で学び、その後就職し、60歳前後で引退するというライフサイクルは今後少なくなり、学習と仕事と遊びを常にリニューアルしながら生きていくマルチステージの重要性を訴えておられます。就職し定年まで自分をすり減らすような働き方は止め、自分らしい生き方を楽しみながら模索することが大事になってきています。
そういった意味で「学習」はとても大事な習慣であると思います。「学習」は本を読んだり、スクーリングしたりするだけではありません。仕事や生活、人間関係、そして遊びなどの経験からの気づき、発見が「学習」となります。学習を私なり解釈すると「時代や環境変化に合わせ、自分の強みを梃子に周りに対する前提認識や意識、考え、そして行動を変えていくこと」と考えています。どんな状況にあっても「学習」することが身についていれば、新しい自分を作り出していけます。
③ 「つながり」
貯蓄、株式、不動産などの金融資産だけが人生の資産ではありません。むしろ人との信頼関係のある「つながり」こそ重要な資産といえます。一生使い切れない金融資産を持っていて友人や家族とのつながりが薄い人生と、金融資産にはすこし不安はあるものの互いが助け合う「つながり」がある人生とどっちを選ぶか?となると、多くの人は後者を選択するのではないでしょうか?「心の充実」こそが、毎日を楽しく、生き生きさせてくれるからです。
世界の産業的には未発達な国や地域、また日本の地方でも、一人あたりの金融資産は少ないが、人と人のつながりが深い心豊かな地域はたくさんあります。確かなつながりがあれば、多少仕事が不安定であっても、家庭が裕福でなく、恵まれない環境であっても成長していけます。恵まれた環境にある人は、厳しい環境の人との交流や支援を通じて、人として貴重な学びを得ることができます。どのような「つながり」をつくりだしていくか?デザインするかが人生においてとても大事なことだと思います。
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