
先行きが明るく仕事ができる人や業績の良い会社・組織は脳の使い方が違う
厳しい環境でも先行きが明るく仕事ができる人や業績の良い会社・組織は何が違うのでしょうか?それは「脳」の問題だと思います。発展性のある人や組織では「脳」の使い方が違います。会社で起こるコンプライアンス問題も「脳」の問題が根源にあるのではないかと思っています。弊社が事務局を務めるヘルスケアIoTコンソーシアムでは、健康のための行動変容について研究していますが、それもテーマは「脳」をいかに使うかが中心となっています。私たちのビジネスや生活にも、「脳」に関する研究である「脳科学」が必須になっています。今回は、個人や組織の業績を上げるために「脳」をどう使うべきかについてお話をします。
■世界的に突出した業績を生み出す人の言葉から学ぶこと
世界的に突出した業績を生み出した人の名言には次のようなものがあります。
「長い階段を一気に上がろうとすると、途中でへばってしまう。でも一歩ずつ確実に上がっていけば、時間はかかっても頂上まで上がることができる。」「もう走れないほど練習しても、一晩寝ると不思議と走れてしまう。」
(元陸上選手、シドニーオリンピック金メダリスト・女子マラソン元世界記録保持者 高橋 尚子氏)
「夢や目標を達成するには、1つしか方法はない。小さなことをコツコツ積み重ねること。」
(米大リーガー、NPB/MLB通算最多安打数記録保持者 イチロー氏)
「ビジネスでもどんな分野であっても、死んでもいいほどの意志を持てたら最高の能力が発揮できるんです。」
(プロスキーヤー・登山家、エベレスト史上最高齢登頂記録保持者 三浦雄一郎氏)
「成功した人は、普通の人ならその困難に打ち負かされるところを、反対に喜び勇んで体当たりしている。」
(実業・発明・著述家、パナソニック創業者 松下幸之助氏)
これらの世界的に突出した業績を生み出す人には、共通することがあります。
- 深く強い理由、動機、意味づけを持っている。
- 小さいことから始める。行動する。
- すべてをポジティブに捉える。自分を褒める。
- 失敗から学び、達成するまであきらめない。
そして
- こういった意識、思考、行動を「習慣」にしている。
ことです。
「習慣の力 The Power of Habit」(チャールズ・デュヒッグ著, 渡会 圭子訳, 講談社)では、人の脳は【切っ掛け】⇒【行動】⇒【報酬】を繰り返すことで意識、思考、行動の「習慣」を創り出していると述べています。世界的に突出した業績を生み出す人は、高い目標を達成するために様々な環境下でこの習慣を繰り返して強化し、「強い心」を創り出しているのだと考えられます。
また、米国の著名な心理学者であるアンダース・エリクソンは、著書「超一流になるのは才能か努力か?」(アンダース エリクソン著, ロバート・プール著,文芸春秋社)で脳の使い方に焦点を当て、10の鉄則を示しています。 ここでもまた、優れた業績を出すための「脳の習慣」のコツを述べています。
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