顧客経験価値重視の商品企画開発を実践するトレーニング

「顧客経験価値を創造できる人になる方法」第2回
■ 顧客経験価値を創造できる人になるためには
さて、「顧客経験価値を創造できる人」はどのような人でしょうか。大変難しいテーマだと思います。最近でこそデザインシンキングなどの思考法も普及してきましたが、まだまだ未発達ですし、体系化も十分ではありません。また顧客経験価値もバーンド・H. シュミットなどによってある程度モデル化、体系化されましたが、その企画創造の方法や測定・分析方法などは確立されたとは言えません。
「顧客経験価値を創造できる人」に関しては、体系的に整理はされていませんが、スタートアップの経営者、社会起業家、新規事業を立ち上げた実務家を中心に、経験則的に、考え方やコツのようなものが見えてきています。ここではそれらをいくつか紹介したいと思います。
■顧客経験価値を創造できる人になるための7つの考え方とコツ①自分の生き方、価値観を追求し、人からも学ぶ
前にも述べましたが、顧客経験価値を創造することとは、顧客にとって新たな意味を創造することや、意味を深めることです。
顧客にとっての新たな意味の創造や、意味を深めることとは、具体的に、これは自分が顧客の立場に立って「これは何の意味があるのだろうか?」と考えることです。そのためには自分自身が意味を感じ考える人になっていなければなりません。
自分にとって意味を考えることは簡単にいえば、自分が家族、友だち、同僚、知り合いといった人や社会、自然環境に対してどう働きかけるか、またどのようなベネフィットを受けるのかという関係性のあり方、方針のようなものを持つことです。例えば「地域の人と環境を大事にしたい」「個人でも職場でも楽しく良い関係を保っていたい」「文化、伝統を重視した暮らしをしたい」といった自分の生き方、価値観をできるだけ明確にすることです。
記事をご覧いただくには、メルマガ会員登録が必要です。
メルマガ会員登録は、無料です。
是非、この機会に、メルマガ会員登録をお願い致します。
メルマガ会員登録はこちらです。