勝ち抜く為の 競合分析と競争戦略企画の実務入門 ~戦略の組織への落し込み、組織を競争体質へ、ビジネス構造レベルでの戦略、環境変化対応のための準備~
日時
2020年2月27日(木) 12:30~17:00
スケジュール
Ⅰ.失敗の要因(事例)から学ぶ誤った競争戦略コンパクト型デジタルカメラの失敗要因
1.内部志向の強さ
2.競合不在の顧客志向
3.異業種の参入に対するシナリオ不足
4.エコシステム・ビジネスモデルでの競合認識の弱さ
5.製品での差別化が難しい中では営業、マーケティングが重要
6.競合情報の収集・分析機能の弱さ
Ⅱ.競争体質づくりのための創発型組織
1.成功するための競争戦略企画の組織体制と意思決定の仕組み
2.競争戦略のための組織のマインドセット
3.必要な知識・スキルの教育の方法
4.情報収集の基本的な考え方と方法:「読む」「聴く」「観る」「動く」
Ⅲ.競合情報の収集の方法と調査力アップのコツ
1.競合分析の情報源
2.段階的に情報力を上げる
3.常に戦略仮説を持ち、当たり外れを確認する
4.社内外のネットワークをつくる
5.現場感覚、肌感覚を鍛える(身体性や主観力)
6.予測とシナリオ分析
7.自ら情報発信し影響を周りに与え、最新のトレンドを生み出す側に回る
① 異業種ワークショップなどの開催
② コンソーシアムの発足、運営などの場づくり
③ キーパーソンとのネットワーク
Ⅳ.競合情報収集・分析
1.競合分析のフレームワーク
① 競合分析の前に自社を分析せよ
② 永遠に競合から学ぶことが最強の戦略
2.そもそも競合とは、競合の分類方法
① 戦略グループ、産業内競合、代替品・サービス
② 代替品・サービスは新たなエコシステム・ビジネスモデルから生まれる
3.競合の何を分析するか?(過去、現在、将来)
① 競合の過去、現在、将来から競合の方向性を分析する
② 競合の分析と競争戦略の関係
4.競合の事業の分析
① BSCの4つの視点で競合の業績メカニズムを分析する
② マクロ環境から競合の将来の方向性を予想する
5.競合の製品・サービス、顧客価値の分析
① 製品・サービスの基本機能、付加機能
② 製品の情緒、自己実現的要素
③ 価格分析
④ 顧客のコスト分析(直接コスト、間接コスト)
⑤ 顧客提供価値の分析
6.競合の技術の分析
① 技術の分類(要素技術、設計技術、生産技術、利用技術)
② 製品から構成技術を分解する
③ 特許調査
④ 情報技術の分析
7.競合のエコシステム・ビジネスモデルの分析
① エコシステム・ビジネスモデルとは
② エコシステム・ビジネスモデル分析の方法
Ⅵ.競争戦略企画のステップと実践方法
1.現状分析と競争戦略仮説
2.競合(業界・企業)の特定
3.エコシステム・ビジネスモデルでの競合分析
4.バリュー・チェーンでの競合分析
5.製品・サービスでの競合分析
6.3階層連動での競合分析
7.事業環境シナリオ分析
8.競合の将来戦略シナリオ分析
9.自社の競争成功要因分析
10.異業種ベンチマーキング
11.目標設定と競争戦略企画
12.ブレークスループロジェクトの実行
13.競合のリアクションの想定
★特典★
講師著書『勝ち抜く戦略実践のための競合分析手法』を当日配布(進呈)します
株式会社テックデザインHPより抜粋
主催
概要
講師:
株式会社ニューチャーネットワークス 代表取締役/
ヘルスケアIoTコンソーシアム 理事 高橋 透氏
[ 上智大学経済学部・グローバル教育体系非常勤講師 ]
経歴:
1987年上智大学経済学部経営学科卒業後、旭硝子株式会社入社。セラミックスのマーケティング、消費財の新商品開発、広告宣伝を担当。その後大手コンサルティング会社を経て、1996年に経営コンサルティング会社“ニューチャーネットワークス”を設立。2010年より上智大学非常勤講師(コンセプトメイク、グローバルベンチャー)。2016年より「ヘルスケアIoTコンソーシアム」理事。主な著書に「技術マーケティング戦略」(中央経済社、2016年)「勝ち抜く戦略実践のための競合分析手法」 (中央経済社、2015年)「90日で絶対目標達成するリーダーになる方法」(SBクリエイティブ、2014年)、『事業戦略計画のつくりかた』(PHP研究所、2006年 )、『図解でわかる・技術マーケティング』(共著、JMAM、2005年)などがある。
<習得知識>
- 競合分析を実施し、それを組織に落とし込むみ、さらに組織を競争体質にしていくための方法とスキル
- ビジネスの構造レベル(エコシステム・ビジネスモデル、バリュー・チェーン、製品・サービス)での競合分析と競争戦略企画
- 競合戦略企画の具体的なステップ(初めの第一歩である“ブレークスループロジェクト”をマスター)
<講義概要>
本講座のポイントは大きく分けて4つあります。
1つ目は、実際の分析をもとに立案実行した競争戦略を“いかに組織に落とし込み、実践していくのか”。これについて、講師の経験にもとづく事例を題材にし、実践のためのポイントを解説します。
2つ目は、自社・自組織を競争体質にするためには、創発型組織での取り組みが必要となりますが、それには、トップダウンとボトムアップを状況に合わせて行い、企画の構想から意思決定、場合によっては修正までを臨機応変に対応できる組織体質へと変革しなければなりません。ここでは、「どうすれば創発型組織体質になっていけるのか」を講師の経験をもとにお伝えします。
3つ目は、製品・サービスだけの競争戦略ではなく、ビジネスの構造レベル(エコシステム・ビジネスモデル・バリュー・チェーン)での競争戦略を描く必要があるので、この点を解説します(この構造レベルは、どんな企業にも必ず存在するものです)。さらに、これらを“いかに連動させるのか”についてもそのポイントを解説します。
4つ目は、自社の将来を見据えた場合、いくつかの競争環境シナリオを分析していかなくては環境の変化に対応できませんので、ビジネスの構造レベルごとに、競争環境シナリオを分析し、実際のシミュレーションを行う方法を解説します。
会場
受講料
31,000円(税込/テキスト付・書籍代込)
申込/問合せ先
お申し込みはこちら⇒https://www.tech-d.jp/chemical/applyer/new/4505
お問い合せ
事務局:株式会社テックデザイン(http://www.
- TEL:042-313-7680
- FAX:042-313-7682
- E-mail:info@tech-d.jp