技術者・研究者のための競合情報・市場情報の収集方法【LIVE配信】
日時
2024年05月23日(木) 13:00~17:00
講座の内容
【受講対象・レベル】
- 企業の研究開発部門、設計開発部門、製造技術部門、技術営業部門
- 新製品・新事業開発部門、M&A/アライアンス部門、市場調査部門
- 知的財産部門、技術調査部門
- 大学の研究者、産学協同部門
上記の初級から中級者
【習得できる知識】
- 競合企業・事業、製品・サービス、技術、エコシステム・ビジネスモデルなどの情報収集と分析手法
- 参入市場の市場情報収集・分析手法
- 競合、市場情報分析の報告書作成の方法
- 情報収集と各種戦略企画の関係
【趣旨】
研究開発、製品設計、新製品・新事業開発など技術開発をともなう業務を行う場合、競合情報や市場情報を収集し、分析することは、事業の成否に関わる重要な仕事です。しかし実際は、経験知だけで、体系的な情報収集・分析が十分に行われていないことが多く、経営者の意思決定がうまく行なわれないことがしばしあります。本コースは、多くの技術開発戦略、新事業開発に関わったコンサルタントが、開発した競合情報、市場情報収集・分析手法を体系的かつ実践的にお伝えするものです。
製品・サービス事業だけでなく、IoT、AI時代に重視されているエコシステム・ビジネスモデルレベルの競合情報、市場情報収集分析の方法もお伝えします。
【プログラム】
1.市場調査、事業、商品・サービス企画担当になったら何をすべきか
1-1 情報収集・分析の目的とは何かを理解する
1-2 調査対象である「市場」の構造を把握する
1-3 「市場」の中の調査対象を区分する「市場構造」「マクロ環境変化」「顧客」「競合」「自社」
1-4 近年の「市場」が「エコシステム化」(生成変化するネットワーク)していることに注目する
1-5 市場調査の7つの原則を理解する
1-6 情報源を知る
1-7 複数の情報調査手法を経験し習得する
1-8 市場調査において陥りやすいこと
2.市場構造の調査
2-1 市場とは何か
2-2 市場とエコシステムの違い
2-3 市場特性の把握
2-4 市場構造の変化の把握
3.マクロ環境調査
3-1 PEST分析、PESTEL分析
3-2 マクロ環境シナリオ分析
3-3 自社、顧客、競合への影響度分析
3-4 兆候を察知する習慣
4.顧客分析
4-1 顧客(市場)セグメンテーションと分析
4-2 ターゲット顧客分析
4-3 顧客の一次情報分析(ヒアリング、観察、提案、コラボレーションなど)
4-4 今後重要となる顧客経験価値分析
5.競合と競合の分析(競合ベンチマーキング)
5-1 競合の分類
5-2 競合の過去・現在だけでなく競合の将来の戦略の分析をする
5-3 競合情報の入手方法(特許調査含む)
5-4 4階層での競合分析
5-5 マクロ環境シナリオ別の競合戦略の予測
5-6 競合分析から競争戦略へ
6.分析結果をどうまとめ、誰にどのように報告するか
7.戦略の企画へ反映させる
7-1 経営・事業戦略への反映
7-2 研究開発戦略・新事業・新商品開発戦略への反映
7-3 既存商品のマーケティング戦略への反映 など
8.個人の調査力、企画力を上げる方法
8-1 1年以内に一連の市場調査を3回以上実践してみる
8-2 日頃の生活、仕事の中で調査する
8-3 自ら情報発信することで情報を収集する
8-4 人脈をつくる、キーパーソンとのネットワークを重視する
8-5 思考プロセス、思考、行動習慣を学ぶ
9.組織の調査力、企画力を上げる方法
9-1 調査、企画の基本を組織のリテラシーとして学ぶ
9-2 企画職の「ジョブディスクリプション」に組み込み、評価する
9-3 プロジェクトで実行し、結果を評価する
【質疑応答】
主催
講師
株)ニューチャーネットワークス 代表取締役 高橋 透 氏
【専門】
技術戦略、新製品・新事業開発、事業戦略、アライアンス
【略歴・活動など】
上智大学経済学部経営学科卒業後、旭硝子株式会社(現AGC株式会社)入社。セラミックスのマーケティング、消費財の新商品開発、広告宣伝を担当。その後大手コンサルティング会社を経て、経営コンサルティング会社“ニューチャーネットワークス”を設立し、代表取締役を務める。専門は研究開発戦略、新製品・新事業開発、エコシステム・ビジネスモデル戦略、顧客経験価値開発など価値創造領域。その一方で技術開発、製造現場のボトムアップ力強化と組織体質改革のためのブレークスループロジェクトを展開。これまで国内外で1000以上のプロジェクトを経験。
2010年より上智大学非常勤講師(経済学部:コンセプトメイク、全学共通:グローバルベンチャー、理工学部:ものづくり講座)
2016年ヘルスケアAIoTコンソーシアム 理事
【主な訳書、著書】
「顧客経験価値を創造する商品開発入門」(著、中央経済社)、「デジタル異業種連携戦略」(著、中央経済社)、「技術マーケティング戦略」(著、中央経済社)、「勝ち抜く戦略実践のための競合分析手法」(著、中央経済社)、「90日で絶対目標達成するリーダーになる方法」(著、 SBクリエイティブ)、「GE式ワークアウト」(デーブ・ウルリヒ他著、共訳、日経BP)、「出口戦略に基づく研究開発テーマの設定と事業化への繋げ方」(共著、技術情報協会編)、「後発で”勝つ”ための研究・知財戦略と経営層への説明・説得の仕方」(共著、技術情報協会編)など寄稿多数。
日経BP社プレミアムサイトに5年間、日経産業新聞WEB「企業マネジメント最新トレンド」へコラム執筆。弊社コラムサイト「グローバル・エイジ」にてコラム執筆多数。
開催場所
価格
非会員: 44,000円 (本体価格:40,000円)
会員 : 33,000円 (本体価格:30,000円)
学生 : 44,000円 (本体価格:40,000円)
価格関連備考
会員の方あるいは新規会員登録していただくと、下記の割引が適用されます。
・1名申込の場合、44,000円(税込)→33,000円(税込)
・2名同時申込の場合、合計88,000円(税込)→合計44,000円(税込)
※両名の会員登録が必要です。
会員登録とは? ⇒ よくある質問
定員
30名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。
備考
・本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーとなります。
【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについてはこちらをご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
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