『3つの要素で学ぶ』市場競争に勝つための技術マーケティング戦略
日時
2023年3月13日(月)13:00~17:00
【開催にあたって】
研究者、設計者、生産技術者にもマーケティングスキルが必須の時代になりました。
技術をベースとした企業のマーケティングは、一般のマーケティング論とは全く異なるアプローチ方法をとります。ポイントは技術マーケティング戦略の3つの要素の企画です。
1つ目は自社の「コア技術の開発戦略」の見極め、2つ目はとそのコア技術による「市場イノベーション」の可能性の分析、そして3つ目はそのイノベーションの鍵となる「顧客提供価値」の企画構想です。「市場イノベーション」では自社のコア技術で市場規模をビジネス開始後3-5年で現状の2倍以上に拡大できることが前提となります。構想段階でこの3つの概念が明確でければ、実際の事業では勝てません。
技術マーケティング戦略とは、技術開発に本格的に着手する前段階で、戦略構想を企画することです。グローバルでの市場競争が厳しい今日では「成長市場だから当社も参入する」では通用しません。自社が勝てる技術のマーケティング戦略が必須です。
【受講対象】
経営企画、研究開発企画、研究開発テーマ担当、新事業開発部門、事業部門の新製品開発部門、マーケティング・営業部門、IoT・AI推進部門、DX推進部門
【内容】
1.技術開発が儲けにつながらないのはなぜか?
1)日本の製造業の問題・課題と生かすべき強みとは何か
2)技術をビジネスの儲けに変える日本企業の強みとは
3)日本の製造業の成功要因
2.技術マーケティング戦略の基本コンセプト
1)進化・発展しますます複雑化する技術~技術の進化・発展の法則
2)技術マーケティングの定義と役割、全体像
3)技術とマーケティングの変化を踏まえた技術マーケティング戦略の狙いとは
4)技術マーケティング戦略の3つの要素
①コア技術開発戦略
②市場イノベーション
③顧客提供価値
3.仮説企画検証によるリーンな技術マーケティング戦略企画の重要性
1)デザインシンキングによる技術マーケティング戦略仮説の企画
2)仮説企画検証型の「リーンスタートアップ」での企画開発
3)技術マーケティング戦略における仮説企画検証とは
4.技術マーケティング戦略の進め方
ステップ1:戦略仮説とプロジェクトの与件設定
ステップ2:マクロトレンド分析、4階層分析
ステップ3:技術・スキル拡張軸の設定
ステップ4:顧客ベネフィット拡張軸の設定
ステップ5:事業ドメインマップの作成
ステップ6:有望市場調査とターゲット市場の絞り込み
ステップ7:ターゲット市場の調査分析
ステップ8:ターゲット顧客への提案、コミュニケーションの実施
ステップ9:競合ベンチマーキング分析
ステップ10:あるべき姿の構想と成功要因分析
ステップ11:「技術マーケティング戦略構想書」の作成
ケーススタディ:シマノの技術アーキテクチャー戦略
5.技術マーケティング戦略モデル
1)技術マーケティング戦略を支える重要な個別戦略
①技術ブランド戦略
②知的財産戦略
2)技術マーケティング戦略を成功させる人材の選び方、組織の作り方
※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影・お申込者以外のご視聴はご遠慮ください。
【本セミナーはZoomを利用して開催いたします】
視聴用アカウント・セミナー資料は、原則として開催1営業日前までにメールでお送りいたします。
※最新事例を用いて作成する等の理由により、資料送付が直前になる場合がございます。
ネットワーク環境により(社内のセキュリティ制限等)ご視聴いただけない場合がございます。事前に上記「動作確認ページ」のリンクより動作確認をお願いいたします。
一般社団法人企業研究会HPより抜粋
主催
講師
株式会社ニューチャーネットワークス
代表取締役 上智大学非常勤講師
高橋 透 氏
上智大学経済学部経営学科卒業後、旭硝子株式会社(現AGC株式会社)入社。セラミックスのマーケティング、消費財の新商品開発、広告宣伝を担当。その後大手コンサルティング会社を経て、1996年に経営コンサルティング会社“ニューチャーネットワークス”を設立し、代表取締役を務める。2010年より上智大学非常勤講師(経済学部:コンセプトメイク、全学共通:グローバルベンチャー、理工学部:ものづくり講座)。2016年より「ヘルスケアIoTコンソーシアム」理事。
主な訳書、著書に「デジタル異業種連携戦略」(著、中央経済社、2019年)、「技術マーケティング戦略」(著、中央経済社、2016年)、「勝ち抜く戦略実践のための競合分析手法」(著、中央経済社、2015年)、「90日で絶対目標達成するリーダーになる方法」(著、 SBクリエイティブ、2014年)、「GE式ワークアウト」(デーブ・ウルリヒ他著、共訳、日経BP、2003年)、「ネットワークアライアンス戦略」(共著、日経BP、2011年)などのほか、寄稿多数。
費用
会員 35,200円(本体 32,000円)一般 38,500円(本体 35,000円)
お問い合せ
一般社団法人企業研究会
セミナー事業グループ(TEL 03-5834-3922)
東京都 台東区東上野1丁目13ー7 ハナブサビル
[事業コード] 222067