異業種連携戦略による新ビジネスモデル開発～IoT、AIでの業界横断の新たなビジネスのプラットフォームの創造～

日時

2018年6月7日（木） 10：00～17：00

概要

Ⅰ．IoT、AIで破壊的参入が続く中で異業種連携戦略が注目される背景

Ⅱ．“異業種連携戦略の原理原則”個人と会社を逆転させることとは

Ⅲ．異業種連携戦略に求められることとは（マインド、フィールドでの経験、知識・スキル）

Ⅳ．異業種連携戦略の全体像とコンセプト

Ⅴ．成功する異業種連携戦略の７つのフェーズ
　１．準備フェーズ
　　① 異業種連携戦略仮説の企画
　　② パートナー探索と打診
　　③ アイデアソンの実施計画　　
　　④ 異業種各社の組織体制づくり
　　⑤ 検討期間の設定
　２．アイデアソンフェーズ
　　① 目的、問題意識の共有、チームビルディングとアイデアソン
　　② アイデアから事業コンセプト企画
　　③ 実現課題の明確化
　＜アイデアソンのケース実践(1.5時間）＞
　　　参加者でチームをつくり、ショートアイデアソンを実行する
　　　テーマ：各社の強みを生かしたシェアリングサービスの企画
　　　内容：① チームビルディング
　　　　　　② アイデアソン
　　　　　　③ 評価、実践
　３．事業構想企画フェーズ
　　① 市場調査
　　② 事業戦略ビジョン
　　③ ビジネスモデル企画
　　④ マーケティング戦略
　　⑤ 粗投資規模と利益計画
　　⑥ 事業展開シナリオ
　４．事業計画フェーズ
　　① 製品・サービス設計
　　② 市場テスト
　　③ 異業種パートナーの提供経営資源のデューデリジェンス
　　④ 詳細投資計画、利益計画
　　⑤ 企業形態と機関設計
　　⑥ スタートアップのスケジュール
　　⑦ リスク分析と対応策
　　⑧ 事業計画の評価と修正
　５．契約締結フェーズ
　　① 契約書のドラフト
　　② ジョイントベンチャー、資本提携、業務提携などの契約形態の確認
　　③ 事業計画をベースにした契約書の作成
　　④ 利害対立の解消と契約締結
　６．事業化準備・立ち上げフェーズ
　７．事業モニタリングフェーズ

Ⅵ．異業種連携戦略推進でのトラブル対策方法

Ⅶ．異業種連携に必要なスキル、ツールと人材育成方法

Ⅷ．異業種連携の人材育成方法と個人の力の向上のコツ

＜習得知識＞
１．IoT、AIが普及するなかでの異業種連携の戦略的重要性に関して、最新の事例を通じて学べます
２．アイデアソンをワークショップ形式で実践的に楽しく学習できます
３．異業種連携戦略に必須の考え方と具体的手法が学べます
４．実際に異業種連携プロジェクトを立ち上げる際の問題、課題についてお答えします

＜講義概容＞
　IoTやAIなどのデジタル化、ネット化の本格的な波が、一見関係のない製品・サービスを融合させ、既存市場の壁を破壊しながら急成長しています。エアービーアンドビー、ウーバーなどに象徴されるシェアリングエコノミーのトレンドはとどまることを知らない勢いです。デジタル化、ネット化を武器にした既存業界の枠を超えたニュービジネスは、自動車業界、医療業界、不動産業界、更には行政サービスにまで及んでいます。
　このような複数の既存業界を同時に破壊する新興のスタートアップ企業に対して、伝統的な既存企業は対抗する術を持たないのでしょうか？対抗策と言えるのが異業種連携戦略です。一見関係のない業種が、デジタル化、ネット化を活用して、異業種で連携することで、これまでにない新しい顧客価値を創造することができます。また異業種連携戦略は、エコシステムやビジネスモデルの変革でもあります。
　本講座では、既存企業同士の異業種連携戦略の考え方と具体的実践方法を、ワークショップを交えて身に付けます。参加者が自組織に戻り、実際に異業種連携戦略をスタートできるよう、具体的なノウハウを詳細に解説します。講師は２０年以上にわたり異業種アライアンス戦略、異業種ジョイントベンチャー、異業種グローバルM&A・アライアンス戦略など異業種間での価値の創発こだわってきたビジネスコンサルタントであり、これまでの経験から、MBAで扱う経営学ではカバー出来なかった戦略手法についても紹介します。

株式会社テックデザインHPより抜粋

主催

株式会社テックデザイン

講師

株式会社ニューチャ―ネットワークス　代表取締役　高橋透
（上智大学経済学部　非常勤講師）

経歴： 1987年上智大学経済学部経営学科卒業後、旭硝子株式会社入社。セラミックスのマーケティング、消費財の新商品開発、広告宣伝を担当。その後大手コンサルティング会社を経て、1996年に経営コンサルティング会社“ニューチャーネットワークス”を設立。2008年ニューチャーアジア代表取締役就任。2010年より上智大学非常勤講師（コンセプトメイク、グローバルベンチャー）。2016年より「ヘルスケアIoTコンソーシアム」理事。主な著書に「技術マーケティング戦略」（中央経済社、2016年）「勝ち抜く戦略実践のための競合分析手法」（中央経済社、2015年）「90日で絶対目標達成するリーダーになる方法」（SBクリエイティブ、2014年）、『事業戦略計画のつくりかた』（ＰＨＰ研究所、2006年）、『図解でわかる･技術マーケティング』（共著、ＪＭＡＭ、2005年）などがある。
ニューチャーネットワークスコラムサイト「グローバル・エイジ」にてコラム執筆多数。

講師著書

『技術マーケティング戦略　市場イノベーションと顧客提供価値の創出サイクル』
技術力でビジネスモデルを制する革新的手法！
4フェーズ、11ステップで戦略を丁寧に解説
高橋透　著（中央経済社出版）
定価：3,024円（税込）
発行日：2016年9月22日
ISBN-10: 4502199214
ISBN-13: 978-4502199219

『勝ち抜く戦略実践のための競合分析手法』
「エコシステム・ビジネスモデル」「バリューチェーン」「製品・サービス」
3階層連動の分析により、勝利を導く戦略を編み出す！
高橋　透著（中央経済社出版）
定価：3,672円（税込）
発行日：2015年1月20日
Ａ５判/320頁
ISBN-10: 4502125210
ISBN-13: 978-4502125218