仕事柄、企業の競争力とは何かを考えてみることが多い。
12月29日の日経新聞の朝刊に企業の時価総額の逆転が紹介されていた。
日本電産>日立製作所
ファーストリテイリング>セブン&アイホールディングス
サイバーエージェント>アサツーDK など。
果たして現在の企業の経済力は何によって成り立っているのだろうか?
①成長する事業ドメインへの転換力
②顧客の価値に結びつく知識、智恵の創出力。
③顧客価値を商品・サービスとして形作り、提供する力
逆転されてしまった企業には多くの貴重な知識、智恵があるように思える。
しかしそれらの企業は、新たな時代を認識する力に欠け、素早く、大胆に
組織体質を変える力が不足しているのではないか。
一般社員の現場を覗くと
「ウチの会社は中々変わらない・・・」
「優秀で人柄が良い社員が多いのだけど・・・」
といったぼやきが聞こえそうだ。
厳しい競争環境を兆しの段階で認識し危機感をもち、思考、行動を
変えることを「学習」と呼ぶが、逆転された会社に足りないものは
「学習の意欲」ではなかろうか。