プロの登山家が最も注意しなければいけない事故とは、90度の険しい
岩肌を登るときではなく、下山途中のなんでもない道での遭難や、
一般の人がピクニックで歩くような山での滑落事故だそうだ。
事故は緊張の緩み、油断から発生する。テクニックではなく心が
最大の問題であると言う。
ビジネスでも同じではないか。「慣れた仕事」「得意な仕事」「昨年と
変わらない業務」「自分ががんばっても会社の業績にはさして影響が
ない」といった「心」が最大の問題である。マネジメントもこの
「心の問題」を真剣に扱わなければならない。