これからは異文化を理解することが大事
今日昼過ぎ、以前ビジネススクールのインターンとしてアルバイトをしてくれていた中国人の元メンバーが、おいしいケーキを持って弊社を訪ねてきてくれた。
大手商社の重要な関連会社で食品関連のサプライチェーンの仕事をしている。2年前よりもずっと成長し、活躍している様子がうかがえた。日本、中国の食の事情など大変ためになることを教わった。
海外だけでなく、国内でも外国人と方と仕事をすることが多くなっている。実際の仕事となると大変な苦労がある様だ。言葉の問題もあるが、なんと言っても価値観の違いを理解し、それを超えて仕事を進めることが難しい。仕事、生活、生き方、世界にはたくさんの地域文化や個人の個性がある。
最近では、外国人との関係だけでなく、日本人どうしの間でも、価値観が相当異なってきた。年齢、性別だけでなく、生き方、生活での価値の置き方も以前よりも多くのタイプがある。
現在何かのリーダーとして仕事をする人が最も苦労しているのは、仕事場所が国内外にかかわらず、この価値観の違いを理解することではないだろうか。
まずは人それぞれ価値観が違うと考えなければならない。違う価値観を理解する心のキャパシティがなければならない。これはなにか書物を読んで解ると言うより、厳しい経験を通じてしか理解できないことのような気がする。しかも単に海外で仕事をしたとか生活をしたことがあると言うだけではなさそうだ。
それと価値観の違いをこえた強い理念やビジョン、目標を構想する力がなければならない。その魅力が人の価値観を超え、また価値観の違いを活かしてもくれる。
さらに仕事をする上では、忍耐が必要である。相手の価値観を理解する、説得する、成果を出す。並大抵のことではない。しかし、異なる個性のぶつかり合いでうまれた成果は何よりもすばらしいものであろう。
中国人の元インターン生と会うことができ、そんなことを思った。
2009年7月30日 | カテゴリー:
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毎日「基礎」を訓練することはなぜ重要か?
米国大リーグ・ニューヨークヤンキースの松井秀喜は、友人と食事をして、どんなに遅い時間に自宅やホテルに帰っても、バッティングフォームをチェックするために、素振りをするそうである。ジャイアンツ時代は、遠征先のホテルで夜中に素振りをしていると、長嶋監督が突然訪ねてくることもあるそうだ。当の松井選手も驚くこともなく、真夜中の指導を受けたそうである。
将棋の天才的名人の羽生善治氏は、対局の当日、講演会のある日、何かで将棋会館へ出向く日、どんな日でも毎朝、書店で販売している詰め将棋の本を10ケース解くことにしていると、NHKのTV番組で話していた。
サッカーワールドカップ代表のキャプテンで、横浜マリノスの中澤佑二選手は、休みの日も、近くの小学校や友人のフットサルの練習に行っているそうだ。常に毎日ボールを蹴っていなければ、感覚が落ちるそうだ。毎日練習していてもあまり疲れないとも言っていた。
超一流選手は基礎を大事にする。毎日規則的に基礎を磨く。ビジネスでもプロと言われる人は、必ず毎日「基礎」を磨いている。朝早く店頭に立つ、工場を一回りする。部下の話を聴く。自分の机の上を掃除する。データをチェックする。顧客からのクレームを確認するなど。
基礎は思考のエンジンをスタートアップさせる役目を果たす。また、微妙なスキル、思考などのズレを修正してくれることや、微妙な環境の変化を感じ取ることなど様々な効果があると思う。
2009年7月28日 | カテゴリー:
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今日から始めます「こちら戦略編集局」
今日から「こちら戦略編集局」と題し、私高橋透のコラムを始めます。
タイトルに「戦略」とあり難しそうに感じるかも知れませんが、企業経営に限らず、社会の変化、個人の生き方、考え方なども「戦略」の一部分として、お話できればと思っています。
コラムを書くに当たって、あらためて「戦略」とは何かを考えてみると、戦略とは「人や組織がおかれた時代で、どう生きぬくか」の考え方と方法とも言えるのではないかと思います。自分だけでしっかり計画を立てたとしても、常に環境は変わります。おかれた環境の変化とうまく共生しながら、自分の生き方をその都度柔軟に「創発」していくことが大切なのではないでしょうか。
このコラムで私が発信したことで皆さんがよい方向に変化し、その変化から私自身もよい影響を受け、よい方向に生きて行ければと思います。
できるだけ書き込みが途切れないようにがんばります。
2009年7月26日 | カテゴリー:
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