歴史的にも、経済、社会の先が見えない、見えにくい時代である。
政治、ビジネスでもそして個人の生活でも先を見通すこと、
つまり“ビジョン”ということばがあるが、
ビジョンには二つの持ち方、創造の方法があるように思える。
一つは、周りの環境の変化や大きな潮流を客観的に捉え、
自社や自己の位置づけを見いだしていく方法。
もう一つは、毎日生きて行くために全力投球していく中で、
自ずから見えてくるもの。
これは毎日単に仕事をやっていればよいというのではなく、
現実の仕事の中に、将来の変化やイノベーションが
“すでに起こった事実”として存在していて、
それを把握するということなのであろう。
どちらの方法も重要なのであろう。
どちらかが効果的ということでもない。