普通、製品開発や事業開発を行う場合には市場規模を測定する。
現に私自身もそのように著書で述べているし、講義などでも話したりしている。
しかし、市場規模を測定することにどれだけ意味があるのだろうか?
市場規模とは、すでに消費するニーズが存在していることを前提としている。
今そのような既にニーズが存在している製品やサービスなどあるのだろうか?
豊かになった日本や先進国の今では、提案してみないと解らない。
しかもヒットする製品やサービスのほとんどは「心」や「気分」に関係したものである。
「心」「気分」を癒し、共有し、自分の発展につなげてくれるものがヒットする。
それが成熟市場というものの本質なのだろう。