アメリカ、日本、欧州などのいわゆる「先進国」の景気があまりよくない。それに比べ中国、ブラジル、ベトナムなどの新興国が依然元気である。よく考えてみると「先進国」の景気悪化のきっかけは、すべて経済統計データーにある。先進国では社会、経済活動が、キチンと論理立てられ、データー化されている。そしてそれがICTでリアルタイムで管理されている。悪い情報は瞬時に「先進国」の間で連鎖する。
一方新興国の社会経済統計データーは、それら「先進国」と比べ信憑性に欠け、リアルタイムではない。そのせいか経済も統計データーよりも、自分の肌感覚、相対の取引関係が中心に経済活動が進められている。
先進国の不況はデーター化されすぎた社会のつまらなさを表しているようだ。何もかも分別しすぎなのである。