こちら戦略編集局~戦略コンサルタント高橋透の日記風コラム~

毎日「基礎」を訓練することはなぜ重要か?

米国大リーグ・ニューヨークヤンキースの松井秀喜は、友人と食事をして、どんなに遅い時間に自宅やホテルに帰っても、バッティングフォームをチェックするために、素振りをするそうである。ジャイアンツ時代は、遠征先のホテルで夜中に素振りをしていると、長嶋監督が突然訪ねてくることもあるそうだ。当の松井選手も驚くこともなく、真夜中の指導を受けたそうである。
将棋の天才的名人の羽生善治氏は、対局の当日、講演会のある日、何かで将棋会館へ出向く日、どんな日でも毎朝、書店で販売している詰め将棋の本を10ケース解くことにしていると、NHKのTV番組で話していた。
サッカーワールドカップ代表のキャプテンで、横浜マリノスの中澤佑二選手は、休みの日も、近くの小学校や友人のフットサルの練習に行っているそうだ。常に毎日ボールを蹴っていなければ、感覚が落ちるそうだ。毎日練習していてもあまり疲れないとも言っていた。
超一流選手は基礎を大事にする。毎日規則的に基礎を磨く。ビジネスでもプロと言われる人は、必ず毎日「基礎」を磨いている。朝早く店頭に立つ、工場を一回りする。部下の話を聴く。自分の机の上を掃除する。データをチェックする。顧客からのクレームを確認するなど。
基礎は思考のエンジンをスタートアップさせる役目を果たす。また、微妙なスキル、思考などのズレを修正してくれることや、微妙な環境の変化を感じ取ることなど様々な効果があると思う。

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