中期経営計画&ブレークスループロジェクト
シーン
ニューチャーネットワークが認識する中期経営計画の問題意識は次のようなものです。
- 業績管理的側面が強すぎ、戦略の構想企画力が弱く、コンテンツ不在。
- 計画策定段階で、現場の巻き込みができていないため実行力に欠ける。
- 現場が計画を実行し、成果達成の喜びを味わう仕掛けがない。そのためか実行力が落ちてきている。
マネジメントの基盤とは、しっかりした計画策定プロセスと確実な実行と そのフィードバックです。この基盤が根付いていない組織は、今日のような危機的な経済状況では、組織の方向を変えることすらままならないでしょう。中期経営計画マネジメント基盤を構築する重要な機会と考えます。
問題の根本的原因
- 収益向上のための中期経営計画の知識・スキル基盤が揃っていない
- 中長期的ビジョンに基づく、成長戦略のアイデアが不足している
- 業績結果を直視せずに、過去のやり方を維持したがる傾向がある
- 環境認識に関して組織内のバラツキがあり、価値観をそろえ切れていない
- 環境変化に対して戦略的に手を打ち、実行し、競争優位を築いた成功体験が少ない
成功のポイント
- 経営・事業ビジョン、戦略仮説のトップダウン
- 事業にインパクトを与える外部環境要因の把握とリスク分析
- 自社の経営資源を徹底活用するための内部環境の見直し
- リスクを取り、ストレッチした目標の設定
- 目標達成に大きな影響を与えるテーマの早期解決プロセスの確立
成果
- 経営トップのビジョンを各組織の主要な人材と共有し、具体的な戦略に落とし込むことができる
- 各事業部の中期経営計画立案プロセスの共通化が図れる
- 事業部間シナジーの可能性を戦略レベルで検討できる
- 中期経営計画の中でも業績達成にインパクトを与えるテーマの絞込みができる
- 中期経営計画の目標の早期達成への道筋が作れる
商品イメージ
期間
研修 | 4日間 |
---|---|
ワークショップ | 3ヶ月~6ヶ月 |
コンサルティング | 3ヶ月~ |
実績例
ケース1:「消費財メーカーによる中期経営計画立案と目標の早期達成」
【変革“前”】
- 中期経営計画の目標を達成できない状況が続いていた。環境変化への柔軟性もなく、目標の見直しはほとんど行なわれていなかった。
【変革のポイント】
- 中期経営計画立案時期を従来よりも前倒しし、立案のスピードを早めた。ブレークスループロジェクトを実施、重要な計画の妥当性を事前に検証した。
【変革“後”】
- ブレークスループロジェクトでの成果達成により、組織に勢いがつき、新計画開始時より目標の前倒し達成が可能になった。また、計画へのフィードバックも可能となり、計画の実行リスクを事前に織り込むことが可能となった。
ケース2:「組織横断での中期経営計画の立案」
【変革“前”】
- 中期経営計画立案の具体的な作成は各部門に任せており、企画部門は、達成目標の部門への割付と取りまとめのみを行なっていた。そのためか、部門間の戦略連携もなく、成長分野の見落としも多かった。
【変革のポイント】
- 各部門が一同に集まり、中期経営計画立案のワークショップを実施。し、議論する場をつくった。
【変革“後”】
- 部門間で戦略の意見交換をすることによって、組織横断での取り組みを計画に入れることになった。また、お互いの目標に刺激され、ストレッチ目標を設定。
ケース3:「新任経営幹部による中期経営計画立案ワークショップ」
【変革“前”】
- 経営幹部の戦略立案力が弱い。また、トップが現場の状況を把握しておらず、現場への目標の落とし込みが不十分、トップと現場の一体感が欠けていた。
【変革のポイント】
- 現場を理解している新任の経営幹部、現場の有望な人材を中心に、計画を立案。トップも随時参加し、経営ビジョン、事業の方向性について共有・議論。
【変革“後”】
- 新任の経営幹部に対する、戦略立案~計画策定までの実践力をつけることができた。トップと現場が一体になって取り組んだことで、現場が理解できる目標と実施計画を作成することが可能となった。