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【お知らせ】ヘルスケア AIoT コンソーシアムが介護施設入居者のさりげないセンシングプロジェクトを開始

ニューチャーネットワークス代表取締役高橋透が理事を務めております、ヘルスケアAIoTコンソーシアムから以下のプレスリリースがございましたのでお知らせいたします。

PR TIMES プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000021204.html

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ヘルスケアAIoTコンソーシアム(会長:山本義春、東京大学大学院教育学研究科・教授)は、PoC(概念実証)部会(座長: 中村亨、大阪大学データビリティフロンティア機構・特任教授)と会員企業の株式会社SOXAI(代表取締役:渡邉達彦)、株式会社シマノ科研(代表取締役:島野俊之介)、大和ハウスライフサポート株式会社(代表取締役社長:東雅樹)との共同で、リング型デバイスとIoT(Internet of Things)ゲートウェイを用いた高齢者見守りサービスの実証実験を、大和ハウスライフサポートの運営する介護付き有料老人ホーム 「もみの樹・渋谷本町」(館長:勝又賢人)にて開始しました。バイタル・ストレス・睡眠等のさりげないセンシングに基づいた入居者のウェルビーイングの見守りが期待できます。本プロジェクトで使用する技術は、科学技術振興機構(ムーンショット型研究開発事業 目標9:JPMJMS229B)からの大阪大学(中村亨)・東京大学(山本義春)への支援により開発されたものであり、AI(人工知能)とIoTとの融合技術(AIoT;AI × IoT)による心身の状態やウェルビーイングの可視化およびそれによるサービス展開を目指しています。

【背景】
 近年におけるIoT計測技術の発展・普及に伴い、日常生活下での健康関連情報の計測が容易になりつつあります。こういった技術的進歩を受け、現在ではモバイル・ヘルス (mHealth) やデジタル・メディシンといった学術分野を中心にIoT計測データのヘルスケアへの利活用が模索されています。

これまでのところ、多くのIoTデバイス(ウェアラブルデバイス等)では、スマートフォンアプリを介したデータの収集・転送が行われてきました。しかしながらこの場合、IoTデバイスで計測されたデータは、ユーザーが能動的にアプリを起動するまでサーバーに転送することができず、データの取得が断続的になることが、リアルタイムでの健康状態モニタリングでの課題となっていました。同時に、オフィスワーク時や工事現場などスマートフォンを使用しづらい状況や、被介護者や認知症患者などのスマートフォンの操作が容易でない方々でのモニタリングの障壁にもなっていました。

【概要】

  • さりげないセンシングを可能とする最先端のSOXAI社製リング型生体センサーにより、バイタル・ストレス・前日の睡眠状態などの連続モニタリングを実施します。
  • 市販品とは異なる樹脂製リング(通信距離が延長)を使用し、ラウンジ(集会所)に設置したシマノ科研製IoTゲートウェイから自動的にデータを吸い上げ、クラウドサーバーに転送します(※)。
  • サーバーに転送されたデータは施設職員用ダッシュボード上で可視化され、見守り・ウェルビーイング向上のサービスに用いられます。東京大学・大阪大学では、倫理委員会の承認のもとこれらのデータを匿名で分析し、体調変化の予兆発見のアルゴリズムを開発します。
  • 今回の実証実験では、比較的要介護度が高い方が入居するワンフロアを対象とします。
  • 本技術は様々な職域や教育現場など幅広い現場での活用が可能であり、ウェルビーイングの維持・増進、精神的に豊かで躍動的な社会の実現に貢献することが期待できます。

※スマートフォンをゲートウェイとしたクラウド化も同時に実施できます。

◆ヘルスケアAIoTコンソーシアムについて(https://healthcareiotcons.com/
ヘルスケアAIoTコンソーシアムは個人の健康・行動・環境等のデータを個人が管理・運用し、個々人が自身の生活の質を向上させるために健康意識を高め行動変容を起こす「ヘルスケア情報流通インフラ」とそれを支える「AIoTプラットフォーム」を構築し、ヘルスケア関連産業の活性化、新規事業の創出支援、国民医療の経済性向上を目的とした産業界横断的組織です。
本コンソーシアムは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業である「クリーンデバイス社会実装推進事業/IoT社会の実現に向けた電⼦・情報分野事業の周辺技術・関連課題における⼩規模研究開発/個⼈主導型の健康データ流通社会を実現するヒューマンセントリックIoTシステムの研究開発(2016年4月~2017年3月末)」の⼀環として設⽴いたしました。
平成28年(2016年)9月に設立され、令和5年(2023年)9月現在、93の会員で構成されています。

◇ヘルスケアAIoTコンソーシアムの体制(敬称略):
 会長 東京大学 大学院教育学研究科 教授 山本 義春
 理事 株式会社ニューチャーネットワークス 代表取締役 高橋 透
 理事 インタセクト・コミュニケーションズ株式会社 代表取締役社長 譚 玉峰
 理事 東京大学 大学院医学系研究科 病院教授 東京大学医学部附属病院 心療内科 科長 吉内 一浩
 理事 ベンチャーラボ法律事務所 代表 淵邊 善彦
 監事 SKJ総合税理士事務所 所長・税理士 袖山 喜久造

◇設立:2016年9月

◇会員一覧(2023年9月現在 93会員): https://healthcareiotcons.com/admission/

◇公式ホームページ: https://healthcareiotcons.com/

【入会のご案内】
『ヘルスケアAIoTコンソーシアム』では会員を募集しております。
会員になりますと
・コンソーシアム主催の勉強会、セミナーへの参加(無料)
・コンソーシアム主催ワークショップへの参加(無料)
・報告書、関連データ、最新情報の入手
・参加企業、大学、専門家とのネットワーキング
・議事録の閲覧
などの特典がございます。
詳細は公式ホームページ( https://healthcareiotcons.com/admission/ )でご確認ください。

◆株式会社SOXAIについて( https://soxai.co.jp/
SOXAIは「テクノロジーで世界中の人々のQoL向上に貢献」をミッションに掲げ、2021年に創業されたヘルステック企業です。生活のあらゆる場面にバイタルセンシング技術を適応させることで、人々が自然と健康増進に取り組むことができる世界の実現を目指しています。

◆株式会社シマノ科研について( http://www.s-lab.com/
シマノ科研は1982年に創業して以来、組込み技術をコアとしたシステムの設計開発を行ってきました。IoTデバイスの組込み設計開発から、クラウドとの連携、スマートデバイス対応アプリの設計開発まで一貫して、目標とするシステム・サービスの実現に取り組んでいます。

◆大和ハウスライフサポート株式会社について( https://www.dhls.jp/
大和ハウス工業(株)100%出資の子会社で、東京都、神奈川県、静岡県で有料老人ホームを計6か所運営しています。

 

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