こちら戦略編集局~戦略コンサルタント高橋透の日記風コラム~

すでに危機感が薄れてはいないか

既に危機意識がうすれてないだろうか?震災約後3ヶ月が経過するが
日本全体、既に危機意識が薄れてしまっているような気がする。
震災後生産が滞った製品は韓国、中国、台湾などの製品に置き換えられている。

韓国、中国、台湾企業は、新規設備投資を行い、高品質の製品を低価格で提供している。
市場を奪われるのではない。市場で負けているだけである。
負けたくないならば、たとえ震災で設備がストップしてしまっていても、計画停電でも、
韓国、中国、台湾の同業者から仕入れ、供給すればいい。
そのぐらいの危機感や行動力もなく、ただあきらめている。
個人レベルでも
「地震があっても会社はつぶれなかった」
「何とかなるだろう」
という意識が根強いのではないか。
相当な危機的状況に陥った会社の社員さえ、そう考えているのはないか。
今回の「大震災」は人間の成長の絶好の機会である。同時に歳代の危機でもある。
そのような変化に対する感性が鈍ったら、それは死を意味する。

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