こちら戦略編集局~戦略コンサルタント高橋透の日記風コラム~

学生のベンチャー精神

この10月から母校の上智大学経済学部で「新製品、新事業開発」の講義を行っている。
学生に自分が将来やってみたい製品、事業のアイデアやコンセプトを企画してもらっているが、
実にユニークで、着眼もよい。
音楽、アウトドア、ファッション、介護、出版、留学、レストラン、海外ビジネスなどなど。
製品の企画をスケッチしてもってくる人もいる。
会社に入って人に言われるままに仕事をするよりも、自分で何かしたい。
就職氷河期といわれているが、こういったベンチャー精神があれば日本も将来が明るい。

2010年11月29日 | カテゴリー: 未分類 |

戦前の日本のオリジナリティ

宮本常一という昭和の民俗学者がいる。日本の地方の村々を回り
地域の庶民の生活文化を膨大な記録として残している。
1981年に他界しているが、たくさんの書籍が出版されている。
私が知ったのは宮本氏が他界した後だが、どの著作を読んでも、
何か新しい発見をくれる。
 
宮本氏の著作を読んでいると、戦前の日本は今よりもオリジナリティ
豊かな社会だったんだなあと思う。地域にそれぞれの祭りがあり、
山車があり、唄があり、食べ物があった。
今のように物が無かった時代だから、周りのものを工夫してつくる。
当然オリジナルなものになったのだろう。
 
選択肢多い現代。
ついついランキングトップやお勧めに頼りがちであるが、
オリジナリティはかえって失われているのかもしれない。
むしろ物が少ない時代の方がオリジナリティがあったというのは、
なにか皮肉な気がする。
 
今は宮本氏の「宮本常一とあるいた昭和の日本」(農業文社)という
のを読んでいる。

2010年11月24日 | カテゴリー: 未分類 |

市場規模を測定することの意味

普通、製品開発や事業開発を行う場合には市場規模を測定する。
現に私自身もそのように著書で述べているし、講義などでも話したりしている。
しかし、市場規模を測定することにどれだけ意味があるのだろうか?
市場規模とは、すでに消費するニーズが存在していることを前提としている。
今そのような既にニーズが存在している製品やサービスなどあるのだろうか?
豊かになった日本や先進国の今では、提案してみないと解らない。
しかもヒットする製品やサービスのほとんどは「心」や「気分」に関係したものである。
「心」「気分」を癒し、共有し、自分の発展につなげてくれるものがヒットする。
それが成熟市場というものの本質なのだろう。

2010年11月24日 | カテゴリー: 未分類 |