2010年2月18日(木)、自動車や食品などさまざま業態の製品開発ご担当と、マーケットリーダーである女子大生・アラフォー世代に参加いただき製品・事業開発力強化セミナーを開催しました。
今回のセミナーを開催した背景には、業績を急ぐあまり定量化された情報や“お手軽な”マーケティング手法による製品開発に偏りがちな現状への危機感がありました。
生活者の「生活文脈」を丁寧に読み取り、その本質を把握することが必要なことはわかっていても、なかなか生活者のリアリティある声を聞く機会はありません。
そこで今回はマーケットリーダーである女子大生・アラフォー世代を交えたチーム構成で、生活者と一緒にワークをしながらケースを用いて製品企画を体験するセミナーとしました。
セミナーに参加いただいたマツダ 商品企画本部の望月さまからは「グループインタビューは実施しているが短期間で行われることがほとんど。今回のように生活者と深く話すことで生活者視点から製品開発をすることの大切さと難しさを再認識した。」とのコメントをいただきました。
また女子大生、アラフォー世代の参加者の方からは「自分達が買っている製品の開発担当者のお話を聞けて嬉しい。」「自分達の声が製品開発に少しでも役立ってくれれば。」とのコメントをいただきました。
セミナーの最後には、1日という短時間とは思えない発想力と企画力に満ちた新製品の事業コンセプトをチームごとに発表していただきました。
企業によっては生活者の背景を知るために時間やコストをかけることは無駄と考えることも少なくありませんが、セミナー参加者からは通常の製品開発で実施しているアンケート調査やグループインタビューで得ている情報がいかに表層的か、また自身とマーケットリーダーとの感性のギャップを痛感されたようです。
本来、製品開発とは刺激に満ち、クリエイティブなものです。また製品やサービスを使用する生活者の存在があるはずです。
弊社では生活者と一緒に製品企画をするワークショップを多数開催しています。今後も生活者ニーズに合った製品開発のお手伝いができればと思っています。
NEWS EXPRESSバックナンバー
弊社の製品コンセプトメイクを強化する考え方は以下のページにて詳しく紹介しております。
対象ユーザー参加型「新製品・新事業開発プログラム」
★ニューチャーネットワークス主催セミナー情報★
◆2010/3/25(木) 10:00~17:30(18:00~交流会)
グローバル市場における成長戦略のための
『日本型オープン・イノベーションの実践』セミナー